top of page

【謹んで鹿児島へのご遺体搬送をお受けしました🚗💨💨】


少し長くなりますが、最後までお付き合いいただけると、当社ならではのご遺体搬送の業務が垣間見えると思いますので、よろしくお願いいたします。


夕方16時頃にご依頼のお電話をいただき、九州大学病院から鹿児島のご自宅まで片道約380キロのご遺体搬送のご依頼をいただきました。


先方の葬儀社様とも打ち合わせをし、葬儀プランに含まれていると思われる、棺やお参りセット(線香やローソクなど)は省き(棺などの付帯品をお付けしたほうが葬儀社の売上利益になりますが、セット販売品を省いたところで、価格はあまり変わらない事が多く、当社では売上利益よりご家族様の利益を優先します!)ご遺体の保全のためのドライアイスのみの処置で鹿児島に向かう事にしました。(ご遺体の状態によっては、腹水が溜まり過ぎていたり、体が傾くと体液が漏れる可能性がある場合は、やはり、体が安定するお棺搬送となります)


病院には家族親族の方々がお越しになられていました。

搬送車に同乗可能ですが、九大を出たらどこへも止まらず、ノンストップで鹿児島を目指します。

過去に苦い経験があり、家族が同乗し、遠方搬送した際に、ドライバーを気遣うあまりに、サービスエリアに何度も立ち寄り、トイレ休憩など、想定より2時間以上の時間がかかり、また、ご遺体を乗せているにもかかわらず、お食事の誘いがあり、倫理的に車を離れることはできないことをお伝えし、車で待つこともありました。

ご逝去の場所と搬送先が近い、通常の葬儀依頼であれば、同乗することは可能ですが、今回の搬送のように約4時間の移動時間の長さ(同乗する方も苦痛かと。。)と、以上の理由、さらには、感染症予防の観点から、お客様にはお伝えした上で、ご納得いただき、同乗無しでのご搬送となりました。


また、鹿児島の実家で待っている方がいないと伺い、限られた親族だけ病院に残り、ご家族様には先に鹿児島にお戻りになるようご提案、当社の到着を待つと話されていましたが、やはり当社の「一秒でも早く安全に正確に安心の低価格搬送」の理念を理解してくださり、親戚の方だけ病院に残り、家族の方は先に鹿児島に向かってくださり、故人様を受け入れるためのお布団の準備をしてくださりました。


依頼の連絡があった時、すぐに動ける状態だったので、再度車輌点検をし、ドライアイスの準備をして約1時間後には病院に到着。

医師・看護師にはご遺体への留意事項を聞き取り、死亡診断書記載間違いがないか、再度確認。(近年は医療ソフトのお陰で、診断書の記載間違い、故人名の戸籍通りの記載などの間違いが亡くなってきていますが、やはりヒューマンエラーはあり、万が一間違いがあると、記載した者が訂正をしなければならず、診断書訂正のために鹿児島から九大へ行く必要が発生します。ご家族のために遠方搬送の際は必ず出発前確認をさせていただいております。)

ドライアイスの処置を施し、入電から1時間30分後には鹿児島に向けて出発、ご家族と先方葬儀様にナビが教えてくれる到着予定時刻をお伝えし、最短最速ルートで向かいました。


福岡は夕方のラッシュもあり、久留米ICを過ぎるまでは多くの車が走っており、気を抜けない状況でしたが、八女を過ぎたあたりから車も空いてきて、安心の走行となりました。


到着予定時刻の30分前に、再度、ご家族様と先方葬儀社様に現在地と到着30分前の連絡を入れ、九大病院を出て約3時間30分でご自宅に到着。


自宅では家族親族が待ってくださっていて、故人様のお帰りを暖かく見守ってくださり、安置後には故人様を取り囲み、再開に思いを馳せておりました。


再開の時間を大切にしたかったので、先方葬儀者様と外でご挨拶や引き継ぎで時間を過ごしてましたが、お逢いしていなかった喪主様がご挨拶に出てこられ、何度も何度も頭を下げてくださりまして、私も無事に到着出来たことに心から安心すると共に、尊い御縁に感謝しておりました。


当社の搬送の理念には「安心の低価格」とありますが、搬送後は速やかに福岡に戻るため、搬送先での宿泊などお客様への負担を無くす取り組みを行っております。

しかし、今回は到着した時刻が夜9時頃で、見たことがないような満点の星空🌟✨ついつい近くの公園で裸眼天体観測をしてしまい、流れ星を3つほど観測し、心まで癒やされ福岡に戻って参りました。


長い長い、取り留めのないつたない書き込み、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

少しでもご遺体の遠方搬送について知恵の分かち合いができればと想い、投稿いたしました。


終活に関するあらゆるご質問やお悩みにお答えしております。いつでもお気軽にご相談ください。寄り添ったお手伝いを精一杯させていただきます!(24時間365日対応中)


はなおもい葬儀社 やすたけなおゆき



法要事例.png
bottom of page